【前編】風俗から風俗へ…より稼げる風俗へとハマっていった体験談

今回インタビューさせていただいたのはKさん。
Kさんが風俗業界に足を踏み入れ、沼にはまっていったその過程から顛末までを伺いました。
とにかくお金を稼がなければ…
長岡「まずは、Kさんが風俗系に初めて従事した時のきっかけを教えていただけますか?」
Kさん「はい。わたしが風俗業界に足を踏み入れたのは、19歳の時でした。」
Kさん「高校卒業と同時に、彼氏と同棲する為に全く知らない土地まで追いかけて行きました。それにもかかわらず、相手には浮気をされ、『もう自分の人生どうでもいいや』と思っていました。」
長岡「全く知らない土地ということは、その彼氏さんは同級生とかではなかったということですか?」
Kさん「はい。当時、遊び感覚でやっていたSNSを通して知り合った人です。私の実家は、進学をするなら一人暮らしをしないと学校には通えないくらいの田舎にありました。一方で、年上だった彼は都会で1人暮らしをしていました。」
Kさん「進学したくてもお金も住む場所もなくて困っている、と相談をしたら、『じゃあ一緒に住む?』と言ってくれたので同棲を始めました。」
長岡「思い切りましたね…。同棲している間はアルバイトなんかはされていたんですか?」
Kさん「はい。同棲している間は、販売のアルバイトをしていました。その後は介護ヘルパーとして働いていた時期もありましたね。」
長岡「でも、彼氏さんには浮気をされてしまって、住む場所も失ってしまったと…。」
Kさん「そうなんです。お金が無いと生活も出来ないじゃないですか。そんな風に困っていた時に知り合った友達が、風俗をやってたんです。色々と困っているって相談したら、『同じお店においでよ』って誘ってくれた事がきっかけで、風俗で働くことになりました。」
これまでインタビューに応じてくださったみなさんとは違い、もともと風俗に対して興味があったわけではなく、お金のために風俗を始めることとなったKさん。Kさんの大胆さと行動力にも驚かされます。
しかし、田舎の困っている女子高生を自分の家に住まわせた上で浮気をするなんて、元カレさんは極悪人ですね。これは何かの法や条例には抵触しないのでしょうか。抵触してください。
初めての風俗
長岡「そのお友達が誘ってくれた時のKさんの容姿はどんな感じだったんですか?」
Kさん「当時は、黒髪ロングで化粧もしたことがなくて、『芋!』って感じでした。スポーツをしていたので、締まっているような感じの体型ではあったと思います。」
長岡「田舎の女子高生感があふれてて素敵ですね。」
Kさん「ありがとうございます(笑)。」
長岡「お友達が誘ってくれたっていうお店は、どういった業態のお店だったんですか?」
Kさん「初めてのお店はホテルヘルスでした。初めてでなにをしたらいいのか何もわからなかったですし、限られた時間でいろいろ配分することも難しかったですし、とにかく辛いの一言でした。」
Kさん「それでも、『今の私にはこのお仕事しかないし、辞めれば生活も出来ない』と言い聞かせて耐えていました。」
長岡「僕は風俗を利用したことがないのですが、ホテルヘルスの内容とか、どういった点が辛かったのかって教えていただけますか?」
Kさん「ホテルヘルスは、ホテルの近くに待機場所があって、お仕事が入ると、お店の人からホテルのお部屋を指示されるんです。伝えられたホテルのお部屋まで行ったら、男性を手や口で射精させて終わりです。いわゆる、本番行為はなしのお仕事です。」
Kさん「初めて顔を合わせた男性といちゃいちゃすることとか、キスをすることとか、何よりも苦痛で仕方なかったんです。中には清潔感がない人もいるので、臭いに絶えるのも苦痛でした。単価としては、1人接客して平均3,000円くらいでした。」
Kさん「結局、苦痛に耐えても得られる単価があまりにも見合わないなと思って、ホテルヘルスは辞めてしまいました。」
お金のための風俗。Kさんが苦痛を感じるのも当然ですよね。
そんな苦痛を味わいながら、一人接客して平均3,000円程度では確かに割に合わないように思います。
辞めて正解ですね。
ホテヘルからデリヘルへ
Kさん「それから色々調べて、デリバリーヘルスのお店で働くことにしました。」
Kさん「そのお店は人妻がコンセプトのお店だったんですけど、当時私はまだ19歳だったので、他の女性よりも若いということと、清楚系・ロリ系であることを売りにすることにしました。」
Kさん「そしたら、人妻系のお店に19歳がいることが珍しかったのか、そのお店ではかなり人気を得ることができました。」
Kさん「その時に、風俗っていうお仕事は、辛いだけではなくて、お客様に認めてもらえた時の達成感も味わえるんだと思いました。それだけじゃなくて、なにより、もらえるお給料の金額の大きさがすごすぎて、このまま頑張って貯金していこうという気持ちに変わっていったんです。」
長岡「風俗への考え方がかなり変わりましたね。ホテルヘルスとデリバリーヘルスの違いはなんですか?」
Kさん「お店で決められている範囲内ならホテルでも自宅にでもいくという点が大きな違いですね。それ以外の内容はほとんど変わらないです。」
長岡「なるほど。お客様に認めてもらえた時の達成感というのは、どんな時に感じたんですか?」
Kさん「お店のホームページに、お客様が口コミを投稿してくれるんです。そこでどういった点がよかったのかとかを投稿してくれたり、リピートしてくれた時に、前回よかった点を教えてくれたりした時に認めてもらえたと感じました。」
長岡「たしかにそれは嬉しいですね。ホテルヘルスの時と比べて、そんなにお給料が上がったんですか?」
Kさん「そうですね。そのお店では、1人の接客あたり7,000円くらいで、1日の平均では5~7万円稼いでいました。」
ホテヘル時代とは打って変わってがんばろうと思えるようになったKさん。
客単価が倍以上になったのはすごいですね。たしかにモチベーションアップにつながります。
デリヘルの口コミシステムもやる気向上に貢献してくれました。
極悪非道な元カレに捨てられてしまった過去から、風俗を通して前向きになれてきたKさんを次に待ち受けているものとは。
まとめ
凄惨なスタートを切ってしまったKさんの経緯を詳細に伝えたかったあまりに、文字数が多くなってしまいました。
この記事だけではまだKさんの行き着いた顛末まではとても書ききれません。Kさんの続きについては持ち越しにすることとします。
追い風が吹いてきたかのように思えたKさんの人生に、またも凄惨な悲劇が訪れます。
インタビュー中に、僕まで悲しい気持ちになってしまいました。Kさんの行く末を、次回の記事にご注目ください。