初めてのパパ活で後悔した体験談②

※この記事は、①をご覧になっていただいてからお読みいただくことをお勧めいたします。
前回の①で、経営者の40代男性を初めてのパパとして選んだナナさんのお話の続きです。
カフェで30分お話しただけで、5,000円が手に入ってしまいましたね。
まだ公開するような要素はなさそうでしたけど、今回は後悔することになるんでしょうか。
ご覧くださいませ。
パパ活って悔しい
ナナさん「その後、他の男性とも数人お会いしました」
ナナさん「居酒屋さんに気軽に連れて行ってもらったり、おしゃれなバーでお酒をごちそうになったり、お昼にランチに連れて行ってもらったり…」
長岡「その様子だと、結構な数の男性と会ってたみたいですね?」
ナナさん「いえ、複数人ですけど、そこまでたくさんってほどでもないと思います」
ナナさん「その中で、悔しいこともあって」
長岡「悔しいこと」
ナナさん「はい。その人は、私の容姿が気に入らなかったのか『もう少し自分磨きをした方がいいと思いますよ。でもお金ほしいなら、約束したので渡します』って、ぐちゃぐちゃになった1,000円をいただいたんです」
長岡「それはまた…」
ナナさん「はい…。かなり悔しくて。私は何でこんなことをしてるんだろうって、悲しくて泣きました」
『もう少し自分磨きをした方がいいと思いますよ』で止めておけば、まだ嫌なアドバイスをする人で止まってたんでしょうけどね。
『でもお金ほしいなら、約束したので渡します』って…
そもそもお金が欲しいからパパ活やってるわけですし。
『約束したので渡します』なんてのは言うまでもなく当然なわけで。
まあ『もう少し…』で止められてても嫌ですけどねきっと。
査定でもしてる気分になってるんですかね。
話を聞いてるだけでも腹立ってきませんか?
まったく。
パパを絞る
ナナさん「結局、最初にお会いした男性と定期的に会っていました」
長岡「カフェで5,000円をいただいた男性ですか?」
ナナさん「はい。さっき言った通り、その方もパパ活が初めてだったらしくて」
ナナさん「お手当なんかの要望を私基準で合わせてくれたんです」
長岡「それってかなりラッキーだったんじゃないですか?他の男性から嫌な目にあったっていうマイナスはありましたけど…」
ナナさん「そうですね(笑)。その男性に最初に当たったのはラッキーだったと思います」
長岡「ナナさん基準というと、具体的なところではどんな感じだったんですか?」
ナナさん「お手当についてだと、カフェで5,000円、お食事で5,000~10,000円だったんですけど」
ナナさん「高級店では食事代も高くなるので5,000円、チェーン店では食事代が安く済むので10,000円、といった感じでしたね」
長岡「なるほど。僕ならチェーン店で奢ってもらって10,000円がいいですね。最高です」
ナナさん「(笑)」
ナナさん「あと交通費なんですけど、最初はお手当に上乗せで2,000~3,000円をタクシー代としていただいてました」
長岡「タクシー代も出るんですね。パパ凄いですね」
ナナさん「はい。そうだったんですけど、その方は車が好きでよく運転されるってことで、送り迎えもしてくれることになったんです」
ナナさん「交通費はもらえなくなりましたけど、送迎の時間も実際に会う時間に含まれることになったので、かなり楽になりました」
長岡「なるほど。それまでは1時間の食事の予定だったとしたら、席に着いてから1時間だったのが、送迎してもらえるようになってからは、車に乗ってから1時間になったわけですね?」
ナナさん「そういうことです。だいたいいつも、60~90分で会うことが多かったですね」
長岡「なるほど。それなら確かに楽になりそうですね」
長岡「でも、送迎とはいっても男性の車に乗るのって怖さなかったですか?」
ナナさん「はい。最初はやっぱり不安はありましたね。怖かったです」
ナナさん「でも、何度も会ううちに、会社の上司と同じような感覚になってきたんです」
長岡「会社の上司の車に乗せてもらうのも嫌な気がしますけど…」
ナナさん「たしかにそうですね(笑)」
ナナさん「まあ、慣れたことで話しやすくなって、特に緊張したりだとか苦に感じたりとかもなくなってきたんです」
長岡「そういう感覚で、かつお手当もいただけるなら至れり尽くせりですよね」
ナナさん「そうなんです」
ナナさん「特別に高額なお手当をいただけるような方ではなかったですけど、仕事帰りに迎えに来てもらって、ご飯をご馳走になって、自宅付近まで送ってもらって、食費も浮いて、満員電車に乗らずに帰ることができて、しかもお金も貰えて…」
ナナさん「かなり満足してましたね」
長岡「本当に至れり尽くせりじゃないですか(笑)」
ナナさん「(笑)」
長岡「『自宅付近まで送ってもらって』って仰ってましたけど、それもなかなか怖くなかったですか?特定される恐れというか」
ナナさん「そこは大丈夫でした」
ナナさん「その心配は当時の私にもあって、自宅の最寄駅から数駅前を伝えて、そこで降ろしてもらうようにしてました」
長岡「なるほど。ちゃんと危機管理されてたんですね」
後悔、しなさそうじゃないですか?
取材中にも僕言ってますけど、こんなに至れり尽くせりなことってないですよね?
特に僕が感じたのは、満員電車に乗らずに帰ることができる点ですね。
最高じゃないですか…
しかもご飯までご馳走になった上に、それとは別にお金までもらえるなんて。
本来ならお金払ってタクシーに乗ってるところですからね。
羨ましい限りです。
それもこれも、ご本人の努力と、このパパと出会うことができた運、このパパを捕まえることができた実力があってのことですけれどもね。
パパ活って、後ろめたい
ナナさん「でも心のどこかでは、こんなことをしている自分に対して少し後ろめたさもありました」
長岡「後ろめたさ」
ナナさん「はい。食事している時なんかに、周りを見て思うんです」
ナナさん「他のお客さんは、同じくらいの年齢の男女でお食事をしていたりするのに、私は年齢の離れた男性とお食事をしていて」
ナナさん「『会社の人とか、知り合いが万が一見ていたら…』って考えるようになってしまって」
ナナさん「緊張こそしなくなったものの、引け目を感じたり、他人の目が気になることも多くなってました」
長岡「それは、慣れて緊張しなくなったことで、それまでいっぱいいっぱいだった気持ちに余裕が出てきて、考えることが多くなったってことなんですかね」
ナナさん「当時、自分でそこまで考えてはいませんでしたけど、今思うとそうなのかもしれません」
長岡「知り合いの目はどうしても気になりますよね」
ナナさん「はい…」
ナナさん「それに、金銭感覚も変わってしまったなって感じました」
長岡「それはありそうです」
ナナさん「はい。例えば、彼氏と食事をすることがあっても『パパ活では良いお店に行けたのにな』って感じてしまったり」
ナナさん「恋人が欲しくてマッチングアプリを始めて、会った人との相性があんまり良くなかったときなんかも『時間無駄にしたし、お金も貰えないんだな』って考えてしまうようになってしまってました」
長岡「それはなかなか…重症ですね…」
ナナさん「そうなんですよね…」
うーん…
重症ですね、と言ってしまったものの、こういう話って良く目にしますよね。パパ活関連では。
パパ活のコスパの良さになれてしまって、知らず知らずのうちに、それまでの一般的な生活とは感覚がずれてしまうと…
典型的と言ってしまえばそうなのかもしれません。
前回(初めてのパパ活で後悔した体験談①)もどこかで言及した気がするんですけど、ナナさんってやっぱり典型的なパパ活女子って感じがするんですよね。
パパ活を経験している女性の多くがナナさんのような感じなんじゃないかなって、勝手に思うんです。
パパ活を始めてみたきっかけにしてもそうですし、金銭感覚を従来のまま留めておけないところ、金銭的に余裕のあるパパと、そうでない男性を比較してしまうところ…
これは実際にパパ活女子としてパパ活を経験することのできない人間にはわからないのかもしれませんけどね。
でもよく目にするエピソードってことは、当事者たちも、分かっていてもどうすることもできないのかもしれないですよね。
怖いものですよね。
まとめ
ちょっと短くなってしまいましたが、今回はここまでとさせてください。
ナナさんのエピソードは次回で終わりなんですけれどもね。
全3回で構成するには非常に微妙な長さでございましてね。
全2回にして詰め込んでしまっても良かったんですけど、どうしても僕の所感もねじ込みたかったので。
すみませんね。
「もっと本編を長くしろ」「お前の所感なんか読みたくない」なんてお声が多くなればやめますけども。
そうでなければねじ込みますからね、僕は。
ともかく、ナナさんは次で最終回ですので。お見逃しなく。
長岡でした。