【最終編】風俗エステってなに?仕事内容は?稼げるの?な体験談

※この記事は、【前編】【中編】【後編】をご覧になっていただいてからお読みいただくことをお勧めいたします。
前編・中編・後編と3編にわたってお送りしてきた中本みずほさん(仮名)の風俗エステ体験談も、タイトルにある通り、今回で終わりを迎えます。
後編では、京都店から大阪店に左遷されたみずほさん。
左遷前に提示された条件「大阪店でもNo.1になれたら戻ってこい」という条件を見事クリアしたにもかかわらず、お声がかかることはありませんでしたね。酷い仕打ちでした。
コロナの影響で大阪店が暇になってしまったことから、他のお店に移ることを決めたところで後編は中断しましたね。
さて、今回の記事では、みずほさんが新しいお店に入店するところから再開します。
熟女店という選択
みずほさん「性感マッサージのお店を退店してすぐ、今在籍している、熟女のお店に入店を決めました。」
長岡「その熟女のお店は、京都にあるんですか?」
みずほさん「いえ、大阪にあるお店を選びました。兎我野のあたりにあります。」
みずほさん「コース料金も下がりますし、手取りも減ってしまうかもしれなかったんですけど、それでも回転が良さそうなところが入店の決め手でした。」
長岡「『回転が良さそう』というのは、どうやって判断されたんですか?」
みずほさん「入店前に、よくシティヘブンなどで女性の待機情報をみていたんです。」
みずほさん「そのお店は、ずっと待機しているような女性がいなかったので、回転が良いんだろうなって思いました。」
長岡「なるほど。そういうのもちゃんと見て決めるんですね。」
みずほさん「はい。加えて、年齢的にアラフォーが目前だったので、熟女系のお店の方が長い目で見て大切にしてくれそうなところも魅力を感じたポイントでした。」
長岡「アラフォー前で熟女店なら、お店の他の女性よりもお若かったでしょうし、アドバンテージになったんじゃないですか?」
みずほさん「はい。在籍している女性の平均年齢は50代で、その中で私は30代前半でした。」
みずほさん「周りを見渡してみると、自分の母くらいの世代と方と仕事をすることに多少の抵抗はありました。」
長岡「平均年齢50代の中での30代前半はかなり目立ちますね。」
みずほさん「そう思います。以前いたお店では、1番多い120分ではお客様支払い25,000円で、私のお給料は17,500円ほどでした。つまり、バックは70%です。」
みずほさん「今在籍しているお店では、120分でお客様支払い20,000円のところ、私のお給料は13,000円とかなり下がってしまっています。」
長岡「それでもバック率は65%ですね。コース料金が下がった分、手取りがかなり下がったように感じますね。」
みずほさん「そうなんです。ただ、本指名を多く呼ぶと、そのポイントに応じてボーナスをいただけるという、うれしい特典もあるんです。」
みずほさん「そのほかに、写メ日記の投稿に関しての制限もありませんし、性病検査をする際には、出勤日数によってはほぼ無料で受けられることも素敵なところです。」
長岡「手取りが減った一方で、メリットもあったってことですね。」
みずほさん「はい。リスタートとして選んだお店で一生懸命に頑張って、『以前の在籍店を見返したい』という思いでいっぱいになりました。」
あえて大阪にあるお店を選んだところに、みずほさんの復讐心が見え隠れしている気がしませんか?
手取りは下がってしまいましたが、「熟女店で若い」というメリットのほかにも、お店ならではのメリットもたくさんありましたね。
以前のお店では、京都店でも大阪店でもNo.1をキープされていたみずほさんですから、新しいお店でもその実力を発揮されているでしょうね。
風俗での待遇・給与、手にしたもの
みずほさん「在籍して足掛け3年、毎月のお給料は100万円以上です。」
みずほさん「平均日給3万以上をこのコロナ渦でもキープできているのは、周りの方やお客様の支えのおかげだと実感しています。」
長岡「本当にすごいことだと思います。」
みずほさん「お店を代表して、様々な媒体に出させていただくこともあります。お仕事だけでなく、みなさんからの期待を超え続けたい思いになります。」
長岡「そうなんですね!僕は知らないうちにすごい方にインタビューさせていただいていたんですね。」
みずほさん「(笑)。待遇面はほかの女性と違いはありませんが、待機室は基本的に事務所から一番近いところと決まっています。」
みずほさん「ランカーだからといって、特に優遇されているわけではないのがかえってよいのかなとも思っています。」
長岡「居心地の良い職場なんですね。」
みずほさん「はい。今の時期、とても苦戦しています。ですが、回転率の良いお店を選んだことで、かろうじて安定した収入を得られていると思います。」
みずほさん「単価は低いですが、だからこそリピーターになってもらいやすくて、次の来店も早い方が多い印象です。」
長岡「たしかに、単価が低くてサービスが良ければ通いたくなりますよね。」
みずほさん「そうなんです。大きな気づきとしては、本指名は波のようにやってきて、またどこかへ流れていくっていうことです。」
みずほさん「だけど、また来てくれる方がいるのも事実です。」
みずほさん「本指名さんが来ないと不安になることもあります。」
みずほさん「それでも、『今月がんばれば、翌月以降には帰って来てくれる人が一人でもいたらいいな』と淡い期待を抱きつつ、日々実直にこなしていくしかないのかなと思っています。」
長岡「真面目ですね。」
みずほさん「かもしれないです。諦めではなくて、ある程度割り切ってやる方が長く活躍できるような気がします。」
以前の記事でも紹介しましたが、毎月100万円以上のお給料を安定して得られるってすごいことですよね。
みずほさんがこれまで辿ってきた道のりを考えると、収入面だけを見てうらやましいなんて軽々しく言えることではないですが。
ご自身を消耗しながら、精神を摩耗させながらの100万円ていうこと、理解していただきたいと思います。
風俗のメリット・デメリット
みずほさん「離婚をきっかけに踏み入れた業界でした。」
みずほさん「安定した収入を得ることの犠牲として、周りの人に仕事のことを聞かれた時に堂々と言えないデメリットはあります。」
みずほさん「でも、お金だけではなく、別の仕事のアイデアをもらえたり、新たな扉を開くきっかけをいただいているような気がします。」
長岡「デメリットがあるのはもちろんですけど、お金以外のメリットを感じられることって重要ですよね。」
みずほさん「そう思います。」
風俗を通して、業界を離れた後もためになることを身に着けられる可能性もありますよね。
みずほさんの仰っていたデメリットの他にも、風俗には危険やリスクが伴うものなので、安易に両手離しで勧めるべきではないことは重々理解しています。
みずほさんには風俗のお仕事が合っていたってことなんでしょうね。
風俗と離婚
長岡「失礼ですけど、結局、離婚ってどのタイミングでされていたんですか?」
みずほさん「離婚したのは、最初のお店への入店を決める半年ほど前です。」
みずほさん「ずっと家庭内別居が続いていて、主人から『お前は俺より給与が少ないし、離婚できないだろ』と言われたことが離婚に至った最大の要因でした。」
長岡「それは悔しかったですね…。でも、最初に求人を探されていた時、『家族にばれないように』って注意を払われてましたよね?」
みずほさん「本当に悔しかったです。求人を見出したのは、入店する一年以上前だったかと思います。」
みずほさん「『とにかくお金を稼いで、家を出なければ』という思いはありつつ、そういう動きを主人にバレないようにしなければと思っていました。」
みずほさん「夫婦仲は最悪だったのに、主人とは離婚直前まで夜の誘いがあったので…。」
そういう時系列だったんですね。
離婚する前に求人を探されていた期間は、みずほさんにとってかなり辛かったんじゃないでしょうか。
しかし、ご主人のあの酷い一言がなければ、みずほさんが風俗と出会うことも無かったとも言えます。
結果として離婚もできて大金を稼ぐこともできて得るものもあった。
みずほさんにとっては、総合的にはプラスになったと思いたいですね。
はじめての風俗、伝えたいこと
みずほさん「風俗嬢は一般的には短命かと思いますが、やりようによっては長く楽しく活躍できる業界です。」
みずほさん「私は目標の金額を貯金するまであと数年はかかると思いますので、それまではどっぷり浸かってお世話になろうと思います。」
長岡「無理はなさらず。応援しています。」
みずほさん「ありがとうございます。」
長岡「はじめての風俗を体験しようとしている女性に、伝えたいことはありますか?」
みずほさん「私の長い体験談を読んで、少しでも興味を持った方がいらしたら、『ぜひ一緒にがんばりましょう』って言いたいです。」
みずほさん「画面越し、いえ、写メ日記越しに、あなたを応援しています。」
まとめ
みずほさんの風俗エステ体験談、いかがでしたでしょうか。
前編からこのまとめまで、完走していただいた方はどれくらいいらっしゃるんでしょうか。
1人でも多くの方に、みずほさんの歩んできた風俗人生を読んでいただきたいですね。
「離婚したい」という気持ちが原動力になって踏み入れた業界でしたが、みずほさんは適応できましたよね。
お店からの酷い仕打ちに耐えながらも、安定して月100万円以上の収入を得るところにまで到達しました。
みずほさんの努力の賜物という他ありません。
あんなことを言ったご主人、そして、以前みずほさんが在籍されていたお店にも、この記事が届けばと、そう思った長岡でした。