【後編】デリヘルってどんなことするの?デリヘルでのお仕事体験談

※この記事は、前編をご覧になっていただいてからお読みいただくことをお勧めいたします。
前編では、デリヘルでの詳細なプレイ内容をえちえちに語ってくれたこゆさん。
後編では、前編の続きとして、プレイ内容以外のことについてお答えいただいたことを共有したいと思います。
デリヘルで危険を感じた瞬間
長岡「デリヘルで働かれている間、身の危険を感じた瞬間とかってあったりしたんですか?」
こゆさん「そうですね、多々(笑)」
こゆさん「私が働いていたところは、都会とは言えない田舎の方で、政令指定都市くらいな感じのところだったんですね。」
こゆさん「勤務していた場所が高速道路のインター付近で、出張のお客様や県外のお客様が多かったんです。」
こゆさん「そういうお客様って、地元の人とは違って、悪さをしようと思って県外からきているお客様もいたんですよ。」
こゆさん「私は接客していないんですけど、会った段階で『あ、この人確実に薬やってるぞ』って感じるお客様がいたりとか、お部屋に入ったら男の人が2人いたりとかはありましたね。」
長岡「めちゃめちゃ怖いじゃないですか…。」
こゆさん「そうですね(笑)。怖かったです。」
長岡「そういった経験があっても続けられてたっていうことですよね?」
こゆさん「はい。その時はまだ若かったので、『いいネタになるぞ♪』くらいにしか思ってなかったですね(笑)。」
『いいネタになるぞ♪』って思えるこゆさんもなんだか異常性を感じますが、悪さをするためにわざわざ県外の風俗に行く人はどうかしていると思いましたね。思いませんか?
そもそも僕は風俗に行かないのでわからないですが、風俗に行きまくって飽きてきちゃったりすると、そういう悪行に及んだりするものなんですかね。
男の人が2人いるとか、従業員の女性を困らせてしまうようなことはダメだと思いますし、そもそも薬は法律上ダメですよね。
性産業に従事する女性の安全を守りたい、そんな風に考えさせられますね。
デリヘルって稼げるの?
長岡「こゆさんが現役当時の、手取りを教えてもらえますか?」
こゆさん「はい。コースごとに違うんですけど、たしか、60分で8,000円、90分で11,000円、120分で16,000円とか、それくらいだったと思います。」
長岡「失礼ですけど、それくらいなものなんですね。」
こゆさん「そうですね(笑)。そのあとは、150分、180分ってだーっとコースがあるんですけど、だいたいプラス5,000円ずつくらいアップしていく感じでしたね。」
長岡「聞いている感じだと、安いなって思ってしなうんですけど…。」
こゆさん「あ~…、そうですよね。もっと高いお店はたくさんあったと思うんですけど、私が入っていたのは割と普通のお店だったので、だいたいどこのそれくらいだったと思いますよ。」
みなさんはどう感じましたか?
僕は、もっと稼げるものかと思っていました。
1人あたりの手取り額はそれくらいでも、一日に何人もお相手するのでまとめると金額が大きく感じられているだけだったんですね。
常に、というわけではないですが、ある程度の危険をおかしながらでこの手取りか…と思ってしまった長岡でした。
デリヘル、やってよかった?
長岡「一番長続きしたのがデリヘルだったってお話でしたけど、デリヘルに関しては、やってよかったと思えますか?」
こゆさん「やってよかったな、としか思わないですね。」
長岡「それは、経験として、みたいな感じですか?」
こゆさん「18歳から25歳まで風俗のお仕事をしていて、その間に普通のお仕事をしていた時期もあったんです。でも25歳まではずっと風俗、キャバクラ、おっパブだったりをずっと続けてたんですけど、貯金がすごくて。」
こゆさん「で、25歳の時にやめたきっかけが結婚だったんですけど、妊娠したので結婚してそのまま引退という形でやめたんですよ。」
こゆさん「できちゃった結婚だったので、旦那さんにお金がなかったんですね。それで、妊娠~出産前後の生活費とか検診代とか出産費用とか、そういうものを全部自分で出していたんです。でも貯金が本当にたくさんあったので、特に問題もなくのんびり過ごすことが出来たんです。」
こゆさん「やっぱりお金があると使っちゃう女の子とかも多いんですけど。私は割とため込むタイプだったので。今、2人目を妊娠中なんですけど…」
長岡「おめでとうございます!」
こゆさん「ありがとうございます(笑)。2人目もその貯金で全然やっていけるくらいの金額があるので。」
こゆさん「なので、その、困ったときとかに、なんていうんだろう、居場所があるっていうのも変ですけど、『本当にお金がなくてダメだ』っていうときに、自分の体をそうやって武器にできるってことを知っているので、なんか割と、『どこでもやっていけるな』って感覚です。」
長岡「逞しいですね。そういうお仕事をされている方って、稼いだら使ってしまうみたいな勝手なイメージがありました。」
こゆさん「そうですよね、私もそういうイメージありました。『お金稼いだら私も変わるのかな』と思ったら全然そんなことなかったので、ほんと人によるんだなって感じです。」
かなり堅実なこゆさん。
僕の勝手なイメージとは裏腹に、性産業で稼いだお金を貯めこんでいたんですね。
若い時に稼げるだけ稼いで、その時の貯金で2人目のお子さんにかかる費用も賄えるなんて相当稼いで相当貯めこんでいたんでしょうね。
僕が性産業で働いていたら、そんなに貯めこめるとは思えません。やっぱり使っちゃいますよね。
デリヘルに関して、伝えたいこと
長岡「今現在、デリヘルにかかわらず、性産業に従事していなくて、でも興味は持っているっていう女性ってたくさんいると思うんです。そういう人たちに向けて、伝えたいことがあれば教えてほしいです。」
こゆさん「そうですね…。最初は不安しかないと思うし、ちょっとくらい働いただけだと怖さの方が勝っちゃうと思います。」
こゆさん「でも、なんていうんだろう、『思ったより稼げないな』っていう日もあると思うんですけど、絶対にその、お客さんに対する接客スキルみたいなものは必ずついてくると思うんです。
こゆさん「例えば、『男の人苦手だな』とか『人としゃべるのあんまり好きじゃないな』っていう子も、ちょっとだけ我慢して続ければ、その辺のスキルはメキメキ上がっていくと思います。」
こゆさん「なので、今後生きていく上では、なんかすごくいいかもしれないです。」
長岡「他は特には大丈夫そうですか?」
こゆさん「ん~…。そうですね、あとは、お店選びですかね。お店選びを間違えると結構めんどくさいことになると思います。」
こゆさん「なので、そこは自分の直感を信じる。体験入店をしたときに、自分の直感で『ここは良いのかやばいのか』っていうのを見極めるのが大事だと思います。」
長岡「たしかにお店選びは大事そうですね…。長いインタビューになってしまいましたが、ありがとうございました!」
女性のみなさん、いかがでしょうか?
こゆさんに教えていただいた注意点、結構的を射ていると僕は思いました。
危険に対する注意喚起だけではなくて、自身の成長にもつながることを教えてくれましたね。堅実なこゆさんならではの視点なのかもしれません。
まとめ
前編、後編と2つの記事にわたってこゆさんへのインタビューを記載させていただきました。
いかがでしたでしょうか。
高校生の時から性産業に対しては興味を持たれていたこゆさん。
「やってよかったなとしか思わない」というのは、本当に人それぞれだと思います。
挑戦してみて、「やらなければよかった」と後悔する人もいるかもしれませんし、最初はそう思っても続けていくうちにこゆさんのようになっていく人もいるかもしれません。
性産業は、世間的に「稼げる職業」としてのイメージの側面もあります。お金を使ってしまうのか、将来を考えて貯めていけるのか、ここが分岐点になりそうかなと僕は思います。
性産業に関わる全ての女性に安全を、そして応援を送りたいと感じた長岡でした。