【前編】生活のため、バイト代わりに風俗やってみた体験談

今回インタビューさせていただいたのは、貧困から抜け出すために風俗へと足を踏み入れた経験をお持ちというともちんさん(仮名)。
風俗をはじめる前の生活環境、なかなかのレベルでした。
こういう方々がたくさんいらっしゃるんだということを、改めて実感させられたインタビューになりました。
それでは。
風俗をはじめたきっかけ
長岡「よろしくお願いします。」
ともちんさん「よろしくお願いします。」
長岡「では、ともちんさんが風俗をはじめたきっかけから教えてもらえますか?」
ともちんさん「はい。きっかけは、住んでいた家があまりにも酷かったからです。」
ともちんさん「当時住んでいたのは町営住宅でした。玄関の鍵は、トイレの鍵みたいな、横にスライドするだけのタイプでした。」
ともちんさん「夏場は蛆虫が壁を這っていて、それを役場に伝えると『ホームセンターで蛆殺しを買ってください』と冷たく言われるだけでした。」
ともちんさん「仕方なく自分で蛆殺しを買いましたけど…。」
ともちんさん「それに、トイレはボットン便所でした。旦那はスマホをボットン便所に落とすし…。ボットンには良い思い出はないし、ただ住んでいるだけで大変でした。」
長岡「町営住宅ってそんなに過酷な環境なんですね…。全然知らなかったです。」
ともちんさん「まだあります(笑)。」
ともちんさん「風呂場はコンクリート造りでシャワーは無くて、水が出る普通の蛇口が1個あるだけでした。」
ともちんさん「その蛇口から出る水を溜めて、ガスで温めて丁度いい温度にするっていう、町営住宅によくあるタイプでした。」
長岡「いわゆるバランス釜ですかね?」
ともちんさん「たぶんそれだとおもいます。」
ともちんさん「洗濯機置き場もなくて、脱水の時に出る水は、洗濯機のホースを風呂場に入れて脱水をしていました。」
長岡「まだありますか…?」
ともちんさん「あります!(笑)。」
ともちんさん「そのアパートは低い土地にあって、雨が降る度に家にナメクジが発生していました。」
ともちんさん「梅雨の時期なんかは最悪で、毎日ナメクジを見てましたね。廃油の入れ物にナメクジがいた時はさすがに引きました。」
長岡「蛆虫にナメクジ…。よく住めていましたね…。」
ともちんさん「自分でもそう思います(笑)。」
ともちんさん「それに、当時、息子が小児喘息を持っていて、息子のためにも引っ越したいと思ってたんですけど、退去費用を払うお金もありませんでした。」
ともちんさん「それに自分の欲しいものも買えなかったしで、精神的にきつかったです。」
ともちんさん「そんな状況を変えて別の家に引っ越したいって考えたのが、風俗をはじめたきっかけですかね。」
町営住宅、はちゃめちゃに過酷ですね…。
この記事をご覧になっているみなさんの中にも、町営住宅にお住いの方がいらっしゃるんでしょうか。
町営住宅はどこもこんなに酷いんですか?それとも、ともちんさんが住んでいたところが特別に酷かったんですか?
僕は町営住宅に住んだ経験がないのでわかりませんが、蛆虫・ナメクジ・ボットン便所…。
ちょっと想像しただけでも耐え難いと言わざるを得ません。
そんな環境を変えたいと思うのは当然ですよね。
稼ぐなら風俗でしょ!
ともちんさん「当時、パートで働いてはいたんですけど、引っ越すためにはもっとお金が必要じゃないですか。」
長岡「そうですよね。その時点でカツカツですもんね。」
長岡「ちなみに、パートはどういう所で働かれてたんですか?」
ともちんさん「光学機器を作るパートです。工場勤務ですね。」
長岡「なるほど。ありがとうございます。」
ともちんさん「はい。それに、パートが休みの日に働こうと思ってたので、せっかくの貴重な休みに働くなら給料が高い所がいいと思ったんです。」
長岡「パートを変えるんではなくて、ダブルワークにしようと思ったんですね。」
ともちんさん「そうなんです。」
ともちんさん「それで、風俗は稼げて、しかもその日に給料がもらえるって聞いたことがあったので、自分の化粧品とか服とかスイーツが買えるかもって思いました。」
工場勤務をしながらの風俗、大丈夫でしょうか。
それにともちんさん、「引っ越したい」って目標忘れてませんか?
化粧品とか服とかスイーツとか買おうとしてますよね?
長岡、ちょっと不安ですよ。
ご自身のものを買えなくて不満が溜まってるのもわかりますけど、まずは環境を変えた方が…。
軽い気持ちで風俗に応募するでしょ!
ともちんさん「でも、当時の自分だと風俗の合格率は50%くらいと低くて、面接は一旦考えた方が良いっていう記事を見たので、受かることはないだろうなと思っていました。」
ともちんさん「時間の融通がきいて、しかも若くて可愛い女子大生が多いって見たので。自分には旦那も子供もいて年齢も高かったので、半分諦めていました。」
長岡「当時、ともちんさんはおいくつだったんですか?」
ともちんさん「27か28やったと思います。」
長岡「たしかに、女子大生と比べると年齢は上かもしれませんけど、そこまで遅すぎるって感じはありませんね。」
ともちんさん「ですかね。ありがとうございます(笑)。」
ともちんさん「でも正直ダメ元で、軽い気持ちで面接を受けてみることにしました。」
長岡「そこのお店にした決め手ってありましたか?あと、どういう業態の風俗店だったんですか?」
ともちんさん「なんか、系列店がいくつかある感じで、年齢層によって分かれているらしかったのと、あと最低保証もあるって書いてあったのでそこにしました。」
ともちんさん「そのお店はデリヘルでしたね。」
長岡「なるほど。ありがとうございます。」
ともちんさん「いざ面接を受けてみたら、『いつから来れますか?』って軽い感じで言われて、『あれ、合格したやん』って正直びっくりしました(笑)。」
長岡「あっさり合格ですね(笑)。」
ともちんさん「はい(笑)。」
ともちんさん「どうやら、私がみた記事は都会の話のことで、地方では常に人手不足なのかなっていう答えに勝手に至りました。」
27か28ならそんなに年齢的なハンデってありませんよね?
旦那さんとお子さんがいて時間の融通がききにくいっていうのはたしかにマイナスに働く可能性は考えられますけど。
でも、あまり時間に縛られないのが風俗で働くことのメリットの1つでもありますよね。
旦那さんとお子さんからの理解を得られるかどうかはまた別の話ですけど…。
それは別として、とにかく面接受かって良かったですよね。
1歩踏み出せた感じがします。
風俗、初出勤
ともちんさん「私がいたお店はアパートを事務所にしていて、間取りは3LDK、廊下にはセルフサービスのドリンクが置かれていて、好きな時に飲めるようになっていました。」
ともちんさん「私の憶測ですけど、3LDKの間取りで喫煙者とそうでない人で部屋が分かれてたんじゃないかなって思ってます。」
長岡「分煙とは進んでますね。すばらしいです。」
ともちんさん「(笑)。」
ともちんさん「で、指名されたら、他の指名された人と相乗りで車に乗せてもらって現場に行きました。」
長岡「え、いきなりですか?研修とか講習とかなかったんですか?」
ともちんさん「具体的な研修はなかったですね。『こういった事するよ』っていう説明と、『お金を最初に受け取ってからプレイしてね』とは言われました。」
長岡「その程度の説明で現場に出されるものなんですか…。きついですね…。」
ともちんさん「たしかにそうですね(笑)。」
ともちんさん「現場はアパートだったりラブホだったりしました。お客様は、想像していたよりも人当たりの良い人たちばかりでしたね。」
ともちんさん「てっきり、ヤクザみたいな強面な人が待ってるのを想像していたので(笑)。」
長岡「随分な偏見ですね(笑)。」
ともちんさん「今思えばそうですよね(笑)。」
今までインタビューさせていただいた女性のなかでも、こんなに研修とか講習が適当だったのはともちんさんが初めてじゃないですかね…。
がっつり研修してほしくないですか?不安ですよね?普通。
だって男性のところに1人で乗り込んで性サービスするんですよ。
こういう流れで、プレイはこういう感じで、コツはこんな感じで、時間はどうのこうの…とか。
「いや説明雑すぎません?」って突っ込まなかったともちんさん、大丈夫ですかね。
僕がともちんさんだったら、「こういう場合はどうすればいいですか?」「もしこうなってしまったらどうすればいいですか?」みたいに質問責めしちゃうかもです。
びびりなので。
まとめ
お待たせしました。まとめです。
前編にもう1段落いれてもいいかな~って思ったんですけど、疲れちゃいました。お許しください。
ちょっとこのブログの更新以外にも立て込んでる事情がありましてね…。
実際このブログの更新よりも重要なことなんてないんですけどね。やらなきゃいけないことはあるので。
ともちんさんのエピソードは前後編で終わると思いますか?
僕は3篇構成になるんじゃないかなと思ってます。
引き延ばしてるわけでも、記事数稼ぎでもないです。本当です。
なるべくインタビューさせていただいた内容を削らずにそのまま、かつわかりやすく記事にしたいと思ってるので。
どうしても長くなってしまうんですよね。
お許しください。
それにしても、なかなか記事のビューって増えないものですね。
もっと見てほしいんですが…。
主にお金に困っている女性に。
おーい!ブログ見ろよー!帰ったらブログチェックしろよー!
深夜ラジオネタです。ごめんなさい。
まとめ書いてると「1記事終わったー!」って感じがしてテンション上がっちゃって。
失礼しました。
それでは、当ブログの益々の繁栄を願って。
長岡でございました。