【前編】オタ活のために風俗に転職してみた体験談

今回インタビューさせていただいたのは、オタ活のために風俗に転職したという佳奈さん(仮名)。
風俗で出会った多種多様なお客さんのお話も伺うことができました。
この前編でお客さんのご紹介ができるかどうかはわかりませんが…。なにとぞ。
オタ活のためならなんでも
長岡「よろしくお願いします。」
佳奈さん「よろしくお願いします。」
長岡「佳奈さんは、オタ活のために風俗を始めたんでしたよね?」
佳奈さん「はい(笑)。」
佳奈さん「小学生のころから大好きなアーティストがいて、ライブも全国飛び回るほどのいわゆる『オタク』でした。」
佳奈さん「私はもともとは普通の会社員だったんですけど、そのアーティストのオタ活をするために働いていて、それ以外にはほとんどお金を使ってないっていうくらい熱狂的でした。」
長岡「小学生のころからというと年季の入ったオタクですね。」
佳奈さん「ですね(笑)。」
佳奈さん「会社の有給とか希望休も、ライブとかイベントの時に使いたかったので、それ以外は希望も出してなくて、会社の好きなように使ってもらっていました。」
佳奈さん「休日出勤を頼まれても、ライブとかイベントの時に休みをもらうために断りもしなかったし、嫌な顔もしないで引き受けていました。」
佳奈さん「『オタ活のため』と思えば、休日出勤も苦ではなかったんです。」
長岡「ほんと、すべてはオタ活のためだったんですね…。」
佳奈さん「そうなんです(笑)。」
佳奈さん「それで、20歳の夏に、推しメンの初の舞台が決定したんです!」
佳奈さん「でも、それに行くために、5か月後の休みの希望を出したら、『人がいないからここは休みにできない』って言われたんです。」
長岡「オタ活のためにすべてを受け入れてきたのにですか…。」
佳奈さん「そうなんです。」
佳奈さん「どんどん休みを取れない流れになってきてしまったんですけど、私には『推しメンの初舞台に行かない』という選択肢はなかったんです。」
佳奈さん「休みを取れないなら、これはもう仕事を辞めるしかないなと思いました。」
推しのパワーってすごいですね…。
「推しの初舞台に行けないなら仕事を辞める」ってなかなかできる選択じゃないですよ。
僕には、そこまでして自らを捧げられる対象がいないので、少し羨ましさすらあります。
それにしても、ずっと会社に貢献してきた佳奈さんが5か月も前に休みを申請してるのに認めてくれないのも酷いですよね。
普段のがんばりに免じて他の人員でやりくりすることくらい、5か月あればできそうなものですけどね。
会社選択の運があまりよくなかったのかもしれませんね。
オタ活するなら風俗だ!
佳奈さん「そうやって、私は仕事を辞めるためにお仕事を探し始めました。」
佳奈さん「せっかくなら、自由に休めてお給料もいいお仕事にしたいと思ったので、いわゆる『夜のお仕事』を検索してみました。」
佳奈さん「私は人見知りでトーク力もなくて、キャバクラは自信がなかったので、『風俗なら最悪しゃべりが下手でも他でカバーできるかも』と思って、そっちでやっていこうと思いました。」
長岡「風俗で働くことに抵抗はなかったんですか?」
佳奈さん「推しのためなら…(笑)。」
長岡「なるほど…。」
佳奈さん「私は少しぽっちゃりしていて、でも胸は大きい方だったので、『巨乳専門店』の面接に応募してみました。」
長岡「当時の佳奈さんご自身の容姿って、他にはどんな感じだったかって覚えてますか?」
佳奈さん「髪型は黒髪のセミロングで、少し太った広瀬アリスって言われていましたね。」
長岡「じゃあお顔はかなり整っていたんですね。それで巨乳専門店なんて人気が出そうです。」
佳奈さん「そうですかね(笑)。ありがとうございます。(笑)。」
長岡「その巨乳専門店の業態ってなんだったんですか?デリヘルとか、ホテヘルとか、メンエスとか…。」
佳奈さん「そのお店はデリヘルでしたね。」
たしかに、少し太った広瀬アリスで、推しのためなら風俗もいとわないっていうんであれば、一般事業会社で働くよりもよっぽどオタ活に集中できそうですよね。
収入も増えるでしょうし、休みもきっと取りやすいですよね。
繰り返しになりますけど、それにしても推しのパワーって本当にすごいんですね。
詳しくは聞きませんでしたけど、小学生の頃から佳奈さんを魅了し続けるその推し、何者なんですかね。
早速、風俗の面接受けてみた
佳奈さん「面接は女性の方で、家の近くのコンビニの駐車場で車の中で実施されました。」
長岡「事務所とかアパートの1室とかじゃなくて車の中ですか…。」
佳奈さん「私も驚きました(笑)。」
佳奈さん「スリーサイズと男性経験の有無、風俗経験の有無とかを聞かれて、お店のシステムの説明が少しありました。」
佳奈さん「実際にやってみないとわからないっていうことで、次の日に体験入店してみることになりました。」
長岡「なんだかスピード感がすごいですね…。」
長岡「よければでいいんですけど、面接で聞かれたことに対しての佳奈さんの回答と、説明されたお店のシステム、覚えてる範囲で教えてもらえますか?」
佳奈さん「はい。スリーサイズは上から101/58/90でした。当時の男性経験は5名で、風俗経験は当然ですけどなかったです。」
佳奈さん「その時説明されたシステムは、お客さんがホテルからお店に電話をして、私は指定されたホテルで性的サービスをする、っていうくらいの簡単な説明でした。」
長岡「なるほど。詳細にありがとうございます。」
佳奈さん「いえいえ。」
佳奈さん「次の日に体験入店することになって、もうその日は緊張と不安でなかなか眠れませんでした。」
佳奈さんにも直接言ってしまいましたけど、なんかスピード感すごくないですか?
ライブ行きたい→休み取りたい→休み取れない→仕事辞めたい→風俗だ!→面接受ける
動くのが早いタイプなんですかね?
それか、それぞれの間の期間を伺っていないだけで、話に聞いているほどのスピード感はないのかもしれませんけど。
あと、コンビニの駐車場で面接するんですね。
部屋に案内するくらいしてくれてもよくないですか?
ていうか20歳の普通の会社員で男性経験5名って多くないですか…?
そんなもんなんですか…?
体験入店してみた
佳奈さん「次の日、迎えに来てくれて、待機所に案内されました。」
佳奈さん「普通の一軒家で、中のリビングで何人かの女の子が一緒に待機している感じでした。他の部屋では、スタッフさんが仕事をしている感じでした。」
長岡「一軒家なんですね。広くて良さそうです。」
佳奈さん「一軒家でした。」
佳奈さん「そこで改めてシステムのお話を聞いて、実技講習を受けることになりました。」
佳奈さん「実技講習と聞いて、『男性とするのかな…』って身構えてたんですけど、担当してくれたのは、女性スタッフの方と、当時のそのお店のNo.1の女の子でした。」
佳奈さん「私もその2人も服を着たままで、少し安心したのを覚えています。」
長岡「女性が担当してくれてよかったですね。実技講習の内容って、覚えてらっしゃる範囲で構わないので、教えてもらえますか?」
佳奈さん「はい。実技講習は、女性スタッフがペニバンをつけて、ローションも使いました。」
佳奈さん「フェラの時には視線はどうするのか、手コキの時にはどんな言葉を使うのか、なんかを教えてもらいました。」
佳奈さん「あと、デリヘルは本番ができないので、素股もできるようになるまで練習しました。」
佳奈さん「『どんな体位での素股でも、男性器からは手を離さないように』って習いました。」
佳奈さん「ちょっとした隙をついて中に入れてくるような人が多いらしくて、そこだけは徹底するように言われましたね。」
長岡「なるほど。ありがとうございます。入れさせない戦いですね。」
佳奈さん「(笑)。」
佳奈さん「あとは、全体の流れを教えてもらいました。」
佳奈さん「まずお部屋に入ったらお店に電話をして、何分のコースかを伝えます。シャワーを浴びたらプレイをして、15分前にお店から電話がかかってくるので、延長がなければ15分後までに外に出ます。」
佳奈さん「この流れが基本、って教えてもらいました。」
一軒家なの意外でしたね。
アパートとかマンションの一室みたいなイメージを勝手に持っていました。
読んでくださっているみなさんにとっては別に意外ではない。とかだったらすみません。
隙をついて中に入れようとしてくる男性ばっかりなんですね。嫌ですね。
僕は風俗経験ありませんけど、今後行くことがあれば紳士でありたいですね。
なにせこれだけ女性にインタビューしてますからね。
まとめ
今回はここでまとめです。
少し短かったですかね。すみません。
でも次のチャプターに進むと長くなってしまいそうだったので。
なんか、「まとめ」になると毎回そんな言い訳めいた事ばっかり書いてる気がします。
「まとめ」ってそういう事じゃないですよね。
性産業に従事されてる女性って、ホスト沼にハマってる方が多い印象がありますけど、なんだかオタ活も変わらないような気持ちになりました。
要は、佳奈さんは推しに貢ぐために風俗を始めたんですもんね。
貢ぐ対象がホストか推しかってだけで、やってることはあんまり変わりませんよね。
佳奈さん貢ぎ方にもよりますけど、ホスト沼の方が搾り取られそうなイメージがあるので、オタ活の方がまだお財布には優しいのかもしれません。
でも佳奈さんの沼り具合を聞いていると、きっと風俗で稼げるようになったお金も全部オタ活に使ってしまうんじゃないでしょうか。
その辺のとこちゃんとインタビューしたかな…。
できてなかったらすみません。
佳奈さんの体験談ももしかしたら3部作になるかもしれません。
3部作になったとしても、隅から隅まで読んでくださいね。
長岡からのお願いです。