【中編】風俗エステってなに?仕事内容は?稼げるの?な体験談

※この記事は、前編をご覧になっていただいてからお読みいただくことをお勧めいたします。
前編では、現役風俗嬢として働かれている中本みずほさん(仮名)が、風俗エステ店Aに面接の申し込みをしたところで区切ってしまいました。
前編のまとめでも申し上げた通り、区切りがそこしかなかったんです。すみません。
記事タイトルの内容がほとんどが明かされることのないまま前編は終わってしまいましたね。
今回の中編では、面接を受けるところからはじまります。それでは。
風俗エステの面接にびびった
みずほさん「面接当日、私が指定された場所はコンビニでした。そこについたら電話をしてほしいとのことだったので、その通りにしました。」
みずほさん「電話をすると、『あ~、じゃあそこの奥にあるマンションに来てください。そこの202号室が面接会場です』って言われました。」
長岡「ちょっと怖いですね。」
みずほさん「ですよね?私は疑り深い性格なので、『もしやこれはこのまま拉致されるのでは?』なんて一抹の不安がありました。」
みずほさん「なので、面接を受ける前に、こういう業態のお店の面接を受けることを知っている友人に、現在地をパシャリとLINEしておきました。」
みずほさん「『30分以内に私から連絡なかったらなんかあったと思って』と言っておきました。当然何もなかったのですが。」
長岡「いや、賢明な判断だと思います。用心しておくに越したことはないですからね。」
みずほさん「ありがとうございます(笑)。」
面接会場がマンションの一室って実際怖くないですか?
性産業に従事している女性はみなさんこんな関門を突破してきているんですか?
警戒しますよね?
みずほさんのとった行動については、決して用心深すぎるとは思いませんでしたね。
万が一ってことがありますから。
ただ、面接が普通に30分以上長引いたらどうするつもりだったんだろう、とは思いました。
風俗エステの面接を受けてみた
みずほさん「マンションの部屋の前に到着すると、太っちょな男性が扉を開けてくれました。」
みずほさん「『あ、面接の方ですよね?待っていました』といって、迎え入れてくれました。」
長岡「まだ安心できませんよ。」
みずほさん「(笑)。部屋に通されてソファに腰掛けると、そこでは簡単な面接シートみたいなものを記入するように指示されました。」
みずほさん「そこには、オプションについての質問なんかも記載されていて、それは衝撃でしたね。」
長岡「オプションというと?」
みずほさん「唾垂らし、前立腺責めとか…ですね。『なんでそんなことするんだ』と心臓がバクバクしていると、店長らしき人が出てきました。」
みずほさん「『あ、初めてですもんね。知らないことばかりで不安かと思いますが、まずこの言葉は…』と言って、一つ一つ丁寧に説明してくれました。」
長岡「少し安心してきました。安心していいんでしょうか…。」
みずほさん「私もこのタイミングで少し安心しました(笑)。」
みずほさん「それから、そのお店は私のような業界未経験の方が多いことも聞いて、さらにホッとしたのを覚えています。」
長岡「業界未経験の方ばかりを狙って…、僕が疑心暗鬼になりすぎてますね。」
みずほさん「です(笑)。その時言われたのは、お給料は、お客様からいただくご料金の60%、本指名が返せたら返せるほどバック率があがり、一番人気の方は70%超えらしいということでした。」
みずほさん「そのお店で多いらしい80分コースは16,000円なので、入店当初は9,600円。これが売れっ子になると、11,200円になる計算という説明を受けました。」
長岡「10,000円超えるかどうかって視覚的なインパクトが違いますよね。」
みずほさん「そうなんです。『そんなに簡単にもらえるんだ!』と思いました。」
みずほさん「保育士時代は人間関係もややこしくて、しかも月収は10万ちょっとしかいただいていなかったのに、これだったら、半月であの時の月収を軽く超えられそう、とまだ見ぬ世界に期待していました。」
長岡「たしかに、最初にそうやって具体的な数字を提示してもらえると、夢が広がりますよね。」
みずほさん「そうなんです。」
お店の人、意外と親切でしたね。
でも、最初は親切に接しておいて後から…なんてことも…。
僕が心配しても仕方ないことですけどね。
でもみずほさんが前向きになれてよかったですよね。
というか、保育士さんの待遇改善を求めます。
風俗エステ、即日採用されてみた
みずほさん「週にどれくらい入れるかなどを簡単に質問されたと思ったら、即採用となって、即日働くことになりました(笑)。」
長岡「未経験でそんなことできるんですか!?」
みずほさん「私も同じ感想でした(笑)。」
みずほさん「お仕事する前に宣材写真を撮らないといけないということで、お店の衣装であるナース服に着替えました。」
みずほさん「そしたらあまりにもピチピチで、見ていられなくなって恥ずかしさから顔が真っ赤になっていると、店長がのぞきにきたんです。」
長岡「一応の確認ですけど、着替えをのぞきに来たわけではないですよね。」
みずほさん「違います(笑)。」
みずほさん「『うん、サイズピッタリだね。あ、うちはちょっと小さめにしているからね。アラサーのむっちり感を楽しみたい方が多くてね』って言っていました。」
みずほさん「この時、『本当に風俗に足を突っ込んでしまったんだな』っていう少しの後悔と、『でももう戻りたくない』っていう意地の気持ちで、必死にカメラの前で笑顔を作っていました。」
長岡「戻りたくないっていうより、もう戻れないところまで来ちゃってますよね…。」
みずほさん「そうですね(笑)。」
むっちり感とか、ご本人は恥ずかしくてたまらなかったでしょうね…。
でもつい最近まで保育士さんをされていた女性がピチピチのナース服を着て宣材写真を撮っているなんて、なんだかすごいですよね。
すごい世界です。
即日採用、即日勤務なんてことあるんですね。この業界ってそういうものなんでしょうか。
研修とかOJTとかして欲しい…。
風俗エステ、レクチャー、お姉さん
みずほさん「初めての仕事を迎える前に、仕事のレクチャーを受けました。」
みずほさん「必要なものは、タイマー、オイル、うがい薬、タオルを数枚と教えてもらいました。」
みずほさん「タオルが数枚なのは、施術の際にベッドが汚れてホテルに迷惑をかけないためです。」
長岡「なるほど。教えてもらえないと何にもわからない状態ですもんね。そもそも面接に受けに来ただけですし。」
みずほさん「そうなんです(笑)。教えてくれたのは、オープン当初から在籍しているという、Yさんというきれいな女性でした。」
みずほさん「『きっと人気があるんだろうな』と思っていたら、後で店長から、『人気ランキングにいつもいる女性です』と教えてもらって納得しました。」
みずほさん「それもそのはずで、年齢は私とそれほど変わらないはずなのに、きれいな肌と優しい笑顔、よく見たらボンキュッボンでスタイル抜群なんです。」
長岡「きっと努力されてるんでしょうね。」
みずほさん「そう思います。細いというより、肉感ボディという雰囲気で、石鹸のようなほんのりといい香りがしていました。」
長岡「たしかに、人気なのもうなずけます。」
みずほさん「はい。そんなお姉さまから、仕事の流れを詳しく教えていただきました。」
みずほさん「お客様はホテルで先に入室、もしくはご自宅にいらっしゃる状態で、そこにお邪魔するところから始まります。」
みずほさん「入室後はまず笑顔満開でご挨拶をして、許可をいただいてから施術の準備を始めていきます。」
みずほさん「ベッドにタオルを敷いて、枕元にはタイマーとオイル、場合によってはローションをセットします。その間、お客様にはお風呂に入っていただくようにお伝えしておきます。」
みずほさん「お風呂なんて、かかる時間は人によって様々なので、出来るだけスムーズにするように心がけていきます。」
みずほさん「そんなこんなでマッサージをする手順も教わったのですが、まずは足元からです。」
みずほさん「風俗で教わるのが初めてというマッサージ初心者の方も多いんですが、注意するポイントは、常にお客様とどこかしら肌が触れている状態でいることです。」
みずほさん「例えば、うつぶせのお客様の足元をマッサージする際、ふくらはぎの上に軽く跨って両足で挟むみたいな感じです。」
みずほさん「実際にYさんにやっていただくと、美女のすべすべな足に挟まれてとっても気持ちがいいんです。『あ~、これは好きになるやつだな』って実感しました(笑)。」
長岡「僕にもレクチャーお願いしたいですね。」
みずほさん「(笑)。そんな風に、少しずつ触る箇所が足元からお尻、背中と上がっていきました。」
みずほさん「私はもちろんお客様ではないのでフィニッシュまでは実践されていませんが、手順としては、マッサージをしながら段々と恥部に触れていき、最終的にはそこやその周辺をオイルやローションでこすり上げていくと教わりました。」
長岡「おお…。」
みずほさん「(笑)。今まで、プライベートでの男女のそれでは手コキなんてしたことはほぼ経験がなかったんですが、バリエーションがたくさんあることを教えてもらいました。」
みずほさん「両手を合わせるように包みこんでこする『お祈り』、カリの方を逆手でぐるぐるとして、カリの周りをこするのを『タケコプター』と言ってみたり。」
長岡「えちえちになってきましたね!」
みずほさん「ですね(笑)。それはもしかたらお店独自の言い方なのかもしれませんが、上手にできるようになったらプライベートでも役立つかも、一石二鳥かもしれないなと思いました。」
長岡「プライベートでそんなことされたら、『どうやってそんなテクニックを!?』って思っちゃいますけどね(笑)。」
みずほさん「そういうものですか(笑)。レクチャー時間はおよそ60分程でしたが、初めてのことだらけでとても刺激的な時間でした。」
みずほさん「そうこうしているうちに、初仕事が決まったとお店から電話がありました。」
みずほさん「教えていただいたことを書いたメモを見ながらYさんに確認しつつ、いざ、初仕事に向かいました。」
Yさんのレクチャー、受けたい…!
失礼しました。
普通にお店に行ったらそういうサービスが受けられるんですもんね。
風俗に行かない僕からしたら、こういう女性からのリアルな感想ってすごく嬉しいんですよね。
裏事情も、その人の背景も知ることができて、インタビュアー冥利に尽きます。
まとめ
今回はここでまとめに入らせてもらいました。キリが良かったので。
タイトルが【後編】でなく【中編】なあたりでお察ししていただきましたよねきっと。
だって記事があんまり長くなるとみなさんにちゃんと読んでもらえないかなって…。
記事数稼ぎをしてるわけではないんです。断じて。
即日採用、即日勤務となったみずほさん。
中編は急展開でしたね。えちえち要素も出てきましたしね。
さて、次の記事では初のお仕事へ向かうみずほさん、如何に…。
次の記事で完結できるのかどうか、如何に…。