【中編】パパ活、大人の関係無しでも稼げた体験談

※この記事は、【前編】をご覧になっていただいてからお読みいただくことをお勧めいたします。
前編では、貧乏大学生のみささん(仮名)が、友達の先輩が「パパ活で稼いでいるらしい」という話を聞いて、充分に下調べをした上でパパ活アプリに登録しました。
そして、60歳経営者、年収1,000万円の男性と顔合わせの約束を取り付けましたね。
「仲良くなってからなら大人の関係もあり」としていたみささんですが、さて、どうなるんでしょうか。
前編のおさらいでした。
顔合わせ前にお金のこと聞いていいの?
みささん「友達に『顔合わせすることになった』と伝えると、『顔合わせでもお金くれるか聞いた方がいいんじゃない?』って言われました。」
長岡「聞きづらくないですか?」
みささん「ですよね…。私も、お金のことを自分から交渉したら金にがめついと思われて、約束が無しになってしまうんじゃないかって少し不安に思いました。」
みささん「でも、お金を稼ぐために活動していたので、『ここで言わないとだめだな』って思って、勇気を出して『交通費頂けるとありがたいです』ってメッセージを送りました。」
長岡「勇気出しましたね。僕だったら聞けないかもです。でもお金のためですもんね。」
みささん「はい。かなり悩みました(笑)。そしたら、男性から『交通費は10,000円渡しているので、それで大丈夫ですか?』と返信がきました。」
みささん「顔合わせは5,000円が多いという記事を読んだことがあったので、初回から10,000円もらえるのはラッキーだなと思ってうれしくなりました。」
長岡「聞いてみて良かったですね!」
みささん「はい(笑)。」
これは実際どうなんですかね?
男性側がパパ活に慣れている方だったらそんなに問題ないのかもしれません。
でも、男性側がパパ活初心者だった場合、「ぐいぐいお金のこと聞いてくるじゃん…」って思われかねないですよね。
僕はパパ活したことないのでわかりませんが、僕が交通費のこと聞かれたらちょっと引いちゃうかなあと思いました。
パパ、向いてないかもしれません。する気もお金もないんですけどもね。
その辺は聞いても大丈夫なパパなのかどうか、見極めが必要になってきそうなところです。
初めてのパパ活、初めての顔合わせ
みささん「約束当日、服装をお互いに伝え、待ち合わせ場所へ向かいました。」
長岡「当日、みささんはどういう服装でいかれたんですか?」
みささん「清楚な感じが出るように意識して、ロングスカートを着ていったことは覚えています。」
みささん「夏だったので、上は半袖のブラウスか何かを着ていった気がします。」
長岡「ありがとうございます。やっぱり清楚な方が受けが良さそうな感じしますよね。」
みささん「そうですね。待ち合わせ場所に向かう途中は、ものすごく不安が強かったのを覚えています。」
みささん「『待ち合わせ場所に相手が来なくて時間を無駄にしてしまったらどうしよう』とか、『好みじゃないって言われてお金がもらえなかったらどうしよう』とか。」
長岡「知らないおじさんと会うわけですもんね。『危険な目に合うかもしれない』って不安も感じててもよかったと思いますけど。」
みささん「たしかにそうですね(笑)。」
みささん「それで、待ち合わせ場所は、少し高級そうな食事処だったんです。」
みささん「男性は既に店の中に入っているとのことだったので、すっぽかされなかったことに少し安心しました。」
長岡「1つ目の不安が解消されましたね。」
みささん「はい(笑)。で、お店についてからテーブルにむかうと、スーツを着た男性が待っていました。」
みささん「アプリには顔写真が載っていなかったのでどんな人か全く分かっていなかったんですけど、第一印象は、清潔感があって若々しくて、とても60歳には見えませんでした。」
長岡「おお。いい感じですね。清潔感があって若々しいのはポイント高いです。」
みささん「はい。私は、『はじめまして、みさです』と自己紹介をして席に着きました。」
ひとまずすっぽかされずに済みましたね。
まあみささんは顔晒してますし、かわいい感じですし、60歳の男性からすればすっぽかす道理がないですよね。
むしろ男性側も、お店で待っている間に「すっぽかされるかも…」って不安を感じていた可能性もありますよね。
でもまだ外見しか判明してませんからね。清潔感があって若々しいのは良かったですけど、それってパパ活慣れしてそうとも取れませんか?
なんて邪推してしまった長岡でした。
パパ活してる男性ってどんな人なの?
みささん「ちなみにそこは個室だったんですけど、今思うと、よく顔もわからない人とよく個室で会えたなと思います。」
長岡「僕もそう思います。よく会えましたね。でもそういう時ってなんか麻痺しているというか、感覚がおかしくなってるんですよね。なんとなくわかります。」
みささん「ありがとうございます(笑)。」
みささん「男性は『初めまして』と言って、『緊張してる?』って聞いてきました。」
みささん「正直とても緊張していたので、素直に『緊張してます』と答えると、『そうだよね~』と言って笑っていました。」
長岡「なかなか和やかなスタートですね。」
みささん「はい。そのあとは、ご飯を食べながらお互いのことについて話しました。」
みささん「男性には家庭があり、2人の息子がいるとのことでした。ただ、奥さんとの関係は冷え切っていて、癒しを求めてパパ活アプリをやっているとのことでした。」
長岡「なるほど。そういう人がパパ活に手を出すんですね。60歳ならその息子さんたちよりもみささんの方が若そうですね。」
みささん「たしかにそうですね(笑)。」
みささん「他の人とも会ったことがあるのか聞くと、2人と会ったことがあると言っていました。」
長岡「そこまでパパ活慣れしてるってわけでもないんですね。それも本当の人数かどうか怪しいですけど。」
みささん「疑り深いですね(笑)。」
みささん「でも、1人は義務的な感じで、『この後予定があるから』ってさっさと帰ってしまったそうです。」
みささん「もう1人とは長く関係を築いたらしいんですけど、その子にはお金をあげていなかったって言っていました。」
みささん「正直、お金をもらわずに会うって、その女の子に何のメリットがあるんだろうって思ってしまいました。」
長岡「僕も思います。でも長く続いたってことは何か2人の間で合うものがあったんでしょうね。」
みささん「そうですね。で、その後、割と話が盛り上がって、『みさちゃんはすごく話しやすいね』って言ってもらえました。」
みささん「どうやら気に入っていただけたようで、『また会いたい』と言われたので、『ぜひ会いましょう』と言ってラインを交換して、その日は解散しました。」
どう思いますか?
本当に今まであったの2人なんですかね?
60歳で清潔感があって若々しいって、結構な努力してないと厳しいと僕は思うんですけど…。
すみません。疑り深い性格なもので。
ひとまずはみささんが危険な目に合うことなく解散できて何よりです。
それにしても、奥さんとの仲が冷え切ってるからと言って、自分の息子より(おそらく)若い女の子にお金払ってまでお話したいものですかね。
僕はまだまだそんな歳じゃないのでわかりませんけど。
お子さんが息子さん2人っていうのもあったんですかね。
「もしも娘が生まれていたら」みたいな。
どうなんでしょう。
でも僕の持論では、「男性は生まれてから灰になるまで性欲に支配されている」と思っているので、まだ60歳男性の本性はわかりませんからね。
長岡、疑っております。
本当に食事だけでお手当て貰えちゃったよ
みささん「記憶では、2~3時間くらいの時間を一緒に過ごしたと思います。」
みささん「本当は、『お金は先にいただいたほうがいい』ってネットに書いてあったんですけど、やっぱりお金のことを言い出すのは苦手で、最後に『交通費です』って言われて10,000円をもらいました。」
長岡「わかります。事前に約束していたとしても、自分からは言い出しづらいですよね。」
みささん「そうなんです。私のように言い出せない子に対して『今度渡す』って言って、いつまでも渡してくれない方もいると思うので、私は運よくいい人に出会えたんだなと思いました。」
長岡「平気でそういう悪いことする人いそうですよね。男性から言い出してくれてよかったですよね。」
みささん「はい。本当に良かったと思います。」
みささん「帰り道は、『本当にご飯を食べただけで10,000円を手に入れることができた』と舞い上がっていました。」
みささん「それに、容姿がすごく良いわけでもなくて、コミュ力が高いわけでもない自分でも、パパ活を成功させることができるものなんだなと思いました。」
長岡「想像したら小躍りしたくなるくらい嬉しい成功体験ですよね。わかります。」
みささん「(笑)。でも本当に舞い上がってました(笑)。」
みささん「こんなに楽にお金が手に入ると思うと、普通にバイトするのが馬鹿らしいなと少し感じました。」
長岡「2~3時間お話しながら良いご飯ご馳走してもらって、10,000円ももらえるんですもんね。バイトなんてしてる場合じゃなくなりますよね。」
みささん「そうなんです。」
みささん「その後も運が良かったのか、何人かの男性と会って、そのたびに5,000円や10,000円を貰うことができました。」
長岡「すごい。パパ活ライフ順調に滑り出してますね。」
みささん「それがそうでもなくて、1回約束をすっぽかされたこともあったんです。」
みささん「でもその時は、会う当日に返信がなかったので怪しさを感じて、約束の場所にはいかなかったんです。なので時間を無駄にすることはありませんでした。」
長岡「ファインプレーです!そういう悪質なのに気付けると勝った気分ですね。」
舞い上がったみささん、スキップくらいはしてたんじゃないでしょうか。
それくらい嬉しいですよね。だって時給1,000円でせかせかバイトしていたのが、一発10,000円ゲットですからね。
その後もなかなか上手にパパ活できてたみたいですし、このまま大人の関係無しでそつなく稼いでいって欲しいものです。
それにしても、すっぽかす男性は何考えてるんですかね?
「行けなくなりました。申し訳ございません。」って一言入れれば済む話じゃないですか。
まったく。
まとめ
さて、中編はここまでです。
カツカツの生活からは少し余裕が出てきてそうですよね。
僕はできればみささんには大人の関係無しで突き進んで欲しいんですよね。
インタビューさせていただいて、パパ活に至るまでの背景を知ってしまうと、なんとか身体を使わずに安全に稼いでほしいなって。
やっぱり、インタビューでいろんな人の人生を聞かせてもらえるのは楽しいですね。
ドキュメンタリーをノー編集で観ているような、そんな感覚に陥ります。
しかもご本人の言葉ですからね。生々しさというか、躍動感が違います。
前編・中編で終わらなかったので、みささんの結末は後編までおあずけです。
後編で終わらなかった前例もあったので何とも言えませんが。
よしなに。長岡でした。